手芸の中のパッチワークキルトがありますが、パッチワークは通常手縫いで行うのが普通です。
しかし最近ではミシンを使用してキルティングを行う技法が増えてきています。
ミシンキルトとは?
ミシンキルトは手縫いではなくミシンでキルティングを行います。ミシンで行うメリットは丈夫な作品を作り上げる事ができますし、表面に陰影をつけてさらに際立った作品へと仕上げる事ができます。
また手縫いよりもスピーディーに行えるので、手早く作る事ができますし、ミシンの使い方を学べば他の洋裁などの知識にも生かせるのも利点でしょう。慣れれば大きい作品に自分の好きなキルティングサインを付ける事ができます。
ミシンキルトを学びたいのであればミシンキルト養成講座を受講するのがおすすめですが、ミシンとキルトを並行して学ばなければならないため、少し難易度が上がります。養成講座を受ける際に、できればパッチワークキルトの知識があるかミシンが使えないと付いていくのが大変かもしれません。
しかしミシンキルト養成講座は初心者でも可能となっていますので、できれば自宅でもミシンを用意してミシンの扱いに慣れておく方が無難です。
ミシンキルト講師養成講座の概要
ミシンキルト養成講座は日本手芸普及協会がキルターのために主催する講座です。
ですからパッチワークキルトを学び終わって手縫いだけでなくミシンの作り方も学んでおきたいという方のためにできた養成講座です。
講座は通常2年間かかる所を9カ月という短期間に凝縮されており、指導ポイントをおさえた授業になっています。9カ月の講座は主にミシンを使っての実技がメインになり、ミシンは家庭用の主なメーカーのもの5社を交代で使用していきます。
ですから自分の使っているミシンと違うメーカーで作ってしまって、後であたふたしないようにきちんと考えられています。講料はパッチワークキルト資格を持つ有資格者で約16万円、一般で約20万円です。その他に教材費がひと月に5千円、テキストが8千円ほどかかります。
ミシンキルトはトラディショナルパターンをはじめとし、ミシンで作れるバッグや小物などをステップアップ方式で学んでいけます。ですから急に難しいものが出てくるのではなくて、徐々にレベルを上げていくため、楽しく勉強する事ができますね。
ミシンキルト講師になれば、全国に組織されている各地のキルトリーダーズに所属して色々なイベントに講師として参加する事ができます。
社会性も広がりますので、キルトを学びたい方にも選ばれています。
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