冬頃になるとよくお店でも見かけるのが毛糸玉や編み物コーナーですね。
実は手軽にできる編み物ですが、編み物の技術を証明できる毛糸編物技能検定試験があります。
編み物検定って何?
毛糸編物技能検定試験は公益財団法人日本編物検定協会が主催する公的資格となっています。
毛糸編み物検定は5級から1級までに分かれているため、全く編み物が初めての方でも5級からあるので挑戦しやすい資格です。
学科については歴史や被服生活の計画、デザインスタイルや用語、編機を使った編み方があります。実技は5級と4級は毛糸編物の基礎的な知識と技術を持ち、3級になるとそれを応用できるかが問われます。また2級は専門的な知識と指導者補佐ができる実力、1級は指導者としての実力を証明された資格になります。
テキストは日本編物検定協会から発行されている試験の出題範囲をまとめたものを協会で購入する事ができます。合格率は3級で8割、2級で7割、1級でも6割なので資格の中ではあまり難しい資格ではありません。
しかし2級、1級ともなると人に指導するほどの実力がなければならないため、勉強は必須です。
独立して自宅で教室を開いたり、スクール講師や手芸屋を開きたい人は1級は取っておいた方が良いでしょう。
編み物検定の詳しい試験内容
毛糸編物技能検定試験の受験資格についてですが、受験資格は年齢、性別、学歴は不問になっています。ですから小学生からでも勉強さえすれば試験に参加できます。またどの級から参加しても良いので自信のある方はいきなり1級を受けても問題ありません。
合格基準についてですが、問題の7割の得点率で合格となっており、合格すれば合格証がもらえます。
ちなみに合格者のうち、成績優秀者には文部科学大臣賞や日本技能検定協会連合会会長賞、日本編物検定協会会長賞や色彩デザイン賞、優秀賞や努力賞などの授与があります。
試験内容ですが、左利きの方は志願すれば左利き用の問題で行う事ができます。
毎年9月の第3日曜日に各地で行われており、5級は2000円、4級は3000円、3級は4000円と1000円ずつ手数料が上がります。
また2級は6000円、1級は9000円がかかります。受験料は学生の場合は学割が受けられるようになっています。
また1級合格者は6年間のうち3回審査委員資格認定、資質向上研修会を受講すると
日本編物検定協会の審査委員資格者になる事ができます。
毎年の試験内容や実技についての出題傾向を知るためにも、過去問を取り寄せる事ができるためそれで勉強しておくと良いでしょう。
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